10月から、全員のバイオリンレッスンにAIを活用しています。
ここでは、僕がどのようにAIを役立てているのか、ご紹介したいと思います!
スマートフォンに取り付けるタイプの録音機を、より良いレッスンを行う為に購入しました!
最初はスマートフォンの録音機で録音していたのですが、
•レッスン中に生徒の手の様子を写真を撮ったり、スマートフォンを使いたいタイミングがある
•メモをしたいときに困る
•生徒にYoutubeなど見せたいときに困る
など様々な問題が発生しました。
レッスンの質を上げるための録音なのに、出来ないことが増えるのは困るので、色々調べ、現在3万円のPLAUDという録音機を使っています。
録音した音源を文字起こしします!
ただ、1時間超えるうえに、バイオリンの演奏や雑音が混ざるレッスンの文字起こしは、相当難しいようで、高性能の文字起こしサービスじゃないと出来ません。
そして◯時間◯円という設定なので、文字起こしをする為に、毎月3000円以上課金しています。
日によって、どのAIを使うかは多少違いますが、文字起こしと以下の指示をAIに送ります。
この為に文字起こしとは別で、月額3000円のAIを2つ契約しています…
【AIへの指示例】
〇〇さんのバイオリンレッスンの録音を以下の形式でまとめてください。——————————————
◆レッスン全体の流れ
(時系列) 1. … 2. … 3. …
(以下、時刻や項目ごとに箇条書き)
◆曲 / 練習内容
(例:G線上のアリア:◯◯の部分を重点的に…)
◆注意したこと(種類別)
1. 左手:◯◯ 2. 右手:◯◯ 3. …
◆講師評価(良くなった点)と総評 - …
◆次回の課題 / 生徒が用意するもの
◆講師が次回までに用意するもの
◆雑談 / 話題一覧 - … ——————————————
今のところ、この指示が1番わかりやすい感じでまとめてくれます。
ただ、日々AIも進化をしているので、僕自身、少しでも良いレッスンにする為に、色々試しています。
ノートを作るメリットは主に3つありました。
1.前回のレッスンで言ったことを確認できる
おかげさまで生徒数が増えてきて、単純に1ヶ月のレッスン数が増えました。
しかし、レッスンの回数が増えた結果「あれ?これやったの前回だっけ、前々回だっけ…」といったことが起こったり、「あ、楽譜の準備するって言ってたの忘れてた!」ということが、たまに起こってしまってました。
しかし、AIレッスン記録を活用することで、そのようなことは無くなりましたし、レッスン直前に前回の記録を確認することで「こんな事を今日やろうかな」とシュミレーションすることが出来、より良いレッスンを行えるようになりました。
2.生徒さんに送る
希望された生徒さんには、作成したAIレッスン記録をお送りしています。
僕が、記録によって思い出したり、振り返れるように、生徒さんも記録を確認することで、確実に自宅での練習の質が上がったり、手書きのレッスンノートの精度が上がります。
中には、印刷して練習前に読み返してくれている生徒さんもいるようです。
3.生徒の悩みを解決しやすい。
生徒の悩みや苦しんでいる部分が、文字としてしっかり残っているので、解決策をより考えやすくなりました。
もちろんその場で、解決出来るのが理想ですが、うまく伝わらなかったり、僕がうまく答えられない事も、時にはあります。
そう言った時に、AIレッスン記録を見直したうえで、論文や本を読んだり、演奏を研究したり出来るので、その次のレッスンで、しっかり解決出来る確率が上がった気がします。
といったように、3万円という少し高い録音機でしたが、購入したことにより、より良いレッスンを行えるようになりました!
どこのバイオリン教室の先生より、最新の技術×探究心×熱量で、より良いレッスンを行えるよう、日々成長していきます!